◆ありますよ。時々荷物持っていかされたりしま
すから。
大阪城公園で歌ったりとか…。◆大阪城公園でも歌ってますの？
商店街にしときなはれ。
ご主人、正直言って、どう思いまんの？
◆我々も皆、
表現する人間なので、自分も人にわかれへんような、変なもの、
いっぱいつくってるので、
それこそ、これを見たら何やと言われるのと一緒で
彼女が自分の表現したいことを表
現するのは、
したらええんちゃうと。
◆すごい夫婦やな。
ご主人はどういう人なんですか、
歌でちょっと表現してみぃや。
◆ここで問題。
◆ということで、
このＶＴＲでは、今から奥様が、
ご主人のイメージを
歌いはるんです。
これは、
歌いはるんです。
なるほどというような歌ですけれども。
歌い終わった後に、わかった、
ご夫婦の意外な習慣がありますと。
◆習慣。
◆これ、どうですか、こういう奥
様が、アーティストで、
歌をあちこちで歌うとなると、
まあ…。
◆普通はね。
◆ちょっとやめとけやとか、
世間体があるやないかとか。ところが、これ、
ご主人がアーティストなんで、
寛容なんですよ。
アートの世界という、アートとい
うのは、
どういうものかというのをすごく
理解があるので、ご夫婦はこうい
うふうに成り立っているんですね。◆大阪城にまで行っておられるん
ですね。◆だから僕やったら、嫁はんが、
そんなことしとったら、頼むから
やめてくれと、親戚のおっさんが
ってなるんですけど、ご主人もす
ごく理解があって。
これ、すごいわかりにくいんだけ
ど、
ものをつくるということには、
規則がないわけですよ、
この人たちはね。
だから、ものをつくる、
つまり音楽でも
何でもいいから表現することに
意義がある。
そういう理解をされているんです
よ。
さあ、そんな理解のあるご主人な
んですが、
歌い終わった後にわかった、ご夫婦の
ある意外な習慣があります。
それは一体なんでしょうか。◆ハーイ！
◆こんな難しいの、ようわかりま
したね。
◆わかりましたね～。
もう歌われて、
さっきの曲の感じかなと思ったら、実は、ご主人の曲、
短いんじゃないですか。
５秒ぐらいで終わってしまった。
◆どのように？
◆だから、だから…、みたいな感
じで。
◆えっ？
◆歌を自由にね、５秒ぐらいで終
わる。
◆５秒ぐらいで終わるのはいいけ
ど、どんな感じ？
◆ええ～っ、ストップ！みたいな…。
これ、やってみて思ったんですけ
ど、
自由に歌うって、すごく難しい。
◆そうでしょう！
何か…。
◆そうなんです。
◆全くない言葉をしゃべらないの、めっちゃ難しい！
◆めっちゃ難しいんです。◆めちゃくちゃ恥ずかしい。
◆この奥様がね。
この人がやってることはすごいこ
となんです。
◆すごい！
◆感じたままをメロディーにした
り、この人が私が楽器や言うてた
でしょう？
これはすごい難しいことやってる
んです！
◆できへんわ。
◆できないでしょう？
さあ、高橋さん、行きましょう！
◆だから、僕らには理解できへん
ようなアーティスト同士のやりと
りなんでしょう。