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2020/12/18(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 山本文緒」[字]


変化していくんですが
こんなせりふもありました。
近江≫こちらのことばは山本さんの思いが
込められたことばなんでしょうか。
山本≫そうですね、私自身も実感としてこのように思いますし
ぐるぐるぐるぐるいつも
悩んできた主人公の都という
女の子がたどりつくところである
といいなというふうに
思いました。



近江≫この都と貫一がどうなるのかは
読んでからの
お楽しみということで。
大吉≫ネタばれするわけには
いかないので
このような紹介になりますが
今の32歳が抱えている悩み
いかに解決して
向き合っていくのかということでぜひ読んで確かめてみて
いただきたいと思います。
近江≫そんな山本さんの創作に
大きな影響を与えているものが
あるそうです。
(VTR)
山本さんが厳選した本が並ぶ
仕事部屋の本棚。
山本≫私が子どものときに読んだ陸奥A子さんと田渕由美子さん。
親の言うこと、大人の言うことが
絶対で、絶対違うって思っても
それは通らなくて
そういうときに…
槇村さとるさん、私大好きな
槇村さとるさんの影響はすごく多いと思います。
これ、生まれて初めて買った
槇村さんのコミックスだと
思います。
大吉≫僕らは同世代なので
コミックスといえば320円
でしたよね。大体320円でした。
漫画から最初はというか。

山本≫子どものころから
漫画をたくさん読んでいる
子どもでした。
近江≫「自転しながら公転する」
というのは少女漫画のような
イメージだそうですね。
山本≫連載をしていたので次週どうなるというふうに
気をつけて書きました。
結局2人は
つきあうの、結婚するのという
ことで引っ張って。
小説でそういうことって
あまりないと思うんですけれど
少女漫画風にしてみました。
大吉≫そのような手法が
組まれているんですね。
漫画ばかり読んでいた先生がいつから小説を書こうと
思ったんですか?
山本≫小説を書こうということは思ったことは
なかったんですけれど
社会人になったときに
神奈川県の実家から日本橋まで
毎日毎日通っていて
満員電車がつらくてつらくて…。
どうしたらいいんだろう?と思って、会社のそばに
アパートを借りればいいんだと
思ったんですけれど
お給料が安すぎてとても
借りられなかったんです。
大吉≫当時はちょうど

バブルぐらいで
お家賃も高かったですよね。
山本≫それで
副業をしようと思って
でも体は疲れているから
居酒屋の店員は無理だと思って
家でできるもの、そうだ
小説を書いて応募してみようと
思ったんです、急に。
大吉≫副業感覚だったんですね。
山本≫賞金で100万円とかもらえたら1年ぐらいは東京で
ぼろアパートでも
借りられるんじゃないかと思って。
大吉≫通勤が楽になるんじゃない
かということなんですね。
ある意味、目先のお金が欲しくて
ということなんですね?
山本≫お金のためです。
<笑い声>
華丸≫それで入選したんですか?
山本≫それが大賞ではなくて
新人賞佳作というのを
もらってしまって
それでデビューすることになって
しまって
小説なんて何も
お勉強をしていなかったので
すごく怒られました
書いた出版社の方から。
大吉≫国語の成績は


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