おもしろいな》
は~い かぶら蒸しです。
お熱くなってるので気をつけてくださいね。
《あつつ…。
でも うまい。
この うまみは
どこからくるんだ?》
《あぁ… 優しい。
うまさが心に しみてくる》
《うん? 何かいた。 ユリ根か?》
《まだ何か入ってるぞ。
おっ ぎんなん》
《いくつものおいしさが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
小さな器の中で
熱核融合を起こしているようだ。
とんでもない うまみエネルギーが
口の中に放出されている。
かぶら蒸し アインシュタインも ビックリだ》
おみそ汁 失礼しますね。
よいしょ。
はい どうぞ。
失礼します。
こちらぐじの土鍋ごはんになります。
《おいでなすった。 御大 登場。
舞台が整ったぞ》
《いかなるや? ぐじごはん。
お~っ…。
美しい…》
《みやびな風情漂う この紅色》
ぐじを食べやすいように[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
よく ほぐしてお召し上がりください。
はい。
《おぉ 立ち上る香りだけですでに よだれが鉄砲水だ。
ぐじをよく ほぐして…。
これくらい混ぜればいいか… いいね?》
《ぐじを多めによそって よし》
《おぉ お~お これはまた。
うまいなぁ。
ぐじ うまし。
土鍋炊きの銀シャリと炊かれると
もはや無敵のうまさ。
この島国には まだ
こんなうまい飯があったのか。
俺の口が感動に打ち震えている。
箸が止まらん。
胃袋が もっと
よこせと叫んでいる》
《京料理 おそるべし》
《あっという間に1杯が消えた》
《おかわりできて よかった。
なかったら胃袋が暴動を起こしただろう。
こういうのは?
ぐじ牡蠣ご飯》
《フッフッフ… いやいや 申し訳ない。
おいしすぎだ これは。
いやぁ ハッハッハ》
《う~ん ロースを食って[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ぐじ飯で追っかけるのも
全然問題なしだ。
ご飯は薄味なのに
全然この肉のタレに負けてない。
というか この組み合わせ
すごくいいぞ》
《繊細さと 大胆さの融合。
家で焼いても この味には絶対ならないだろう》
今日は シメに
あんこ餅もらおうかな。
明日 ハワイやから
餅 食われへんな。
ハワイで年越しって
芸能人みたいですね。
ヘッヘ ワイドショーに
映るかもしれんな。
(笑い声)
おっちゃん2人でハワイ行って 何しはるん?
そら いろいろあるやろがいな。
あの 一緒にバナナボート乗ったりやな。
えぇ 気持ち悪っ!
やかましいわ ほんまに。
ほな パンケーキや パンケーキ。
[外:37F6ECF37A0A3EF8DFF083CCC8754F81]~
《かぶら蒸しで京都の夜を
堪能している 俺》
《年の瀬の京都 炭火で1人
じっくりほっこりか。
たまらないなぁ》
《そして うまい料理と向き合える時間は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
何事にも代えがたき幸せ。
食べ終わるのが 名残惜しい》
《今年も どん詰まりにきて[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
すばらしい おいしさに出会えた。
京都の味の長い歴史が[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ここには 温かく静かに引き継がれている。
感謝の気持ちしか ない》
《はぁ いい晩飯だった》
ごちそうさまでした。
うまいなぁ。うまいなぁ。
うまい うまい。
声でかいな お前。
うまいなぁ!