《ハァ ありがたや。
カボチャが しみじみ おいしい》
《コンソメスープと味噌汁[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ムチャクチャな組み合わせだが…》
《なぜか むつみ合っている。
なんとも いとおしいハーモニーだ》
ごはん足りなかったら 言ってね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ごゆっくり どうぞ。
《うん うん。この ごはんとの連携。
コンソメライス いい》
《なます…》
《考えたこともない 絶妙なアシスト》
《ワカメが生きている。
口に入れても 生きている。
和 洋 ごちゃ混ぜだ。
どうして こういう
組み合わせが生まれたんだ?
たまらんぞ これは》
ご無沙汰です。あら お久しぶり。
出張に行ってて
お母さんのロールキャベツロスですよ。
ロス 行ってたの?
いや そのロスじゃないですよ。
まぁ…。
はい はい。ありがとうございます。
《キャベツが スイスイ入ってく。
2つ目がある 幸せ》
《いや 今度は
あらかじめ 切ってしまおう》
《2つ目が まだ
新たに おいしい。
スープが染みて
どんどん おいしくなっている》
まいど!
あ どうも。
まいど 今日は 3,400円ですね。
はいはい。
今ね ちょうど出しますから
待ってて。
外の箱に 八百屋の仕入れ
まだ残ってますけど[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
あれ 持ってきましょうか?
あ~ 助かるわ。
もう大きくて重たいから。
ここ ここにお願いね。
カウンター はい。
よいしょ。
3,000と400… はい どうも。
よいしょ…。
《考えてみたら ロールキャベツって
なかなか置いてる店がない。
それだけ手間がかかる
ってことなんだろう》
よいしょ…。
《いやぁ 感動ものだ。
ポークソテーがなかったことが
むしろラッキー》
《ごはん 足りない》
ごはんは?少なめで。
あ 僕も少なめで
おかわりいただけますか。
あら すてき!
食べるって生きることだもんね。
はい どうぞ 少なめ。
ありがとうございます。
は~い!
少なめ 少なめ。
このくらい?
はい… それでいいです。
さぁ どうぞ。
《よ~し…》
《スプーンでワシワシ食べるロールキャベツ丼
最高!
キャベツと肉 そしてスープ ごはん。
この旨みに満たされた一体感。
俺は今 キャベツのやさしさに
包まれている》
《最後は… 入れちゃえ。
シメのお茶漬け的な洋風スープライス。
ベーコンが効いてる うまい うまい。
おう おうおう。
おうおうおう》
《あ~ 幸せ。
胃袋も心も温まりました》
ごちそうさまでした。
お母さん 昔
ウラジオストクで お店出してたんだぜ。
マジっすか?
でも ロシア料理でロールキャベツありますもんね。
向こうでも人気あったんでしょう。
う~ん いちばん人気は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
しょうが醤油のイカ焼き!
ロールキャベツは全然売れなかったのよ。
《ウラジオストクでイカ焼き。
やっぱり ただ者ではない。 フッ》
《なんだか
不思議な時間だったな》
《さっ 銀座で