あっ いや そんなに…。
あの この店に
置いてますでしょうか?
いや 残念ながら
うちの店にはありません。
そうですか…。
あの店にならあるかな…。
どこですか?
連れてってもらえますか?
いや でも そこにあるかどうか
わかりませんよ。
可能性があるなら
ぜひお願いします。
わかりました。
じゃあ 行きましょう。はい。
ちょっと寄り道しても
いいですか?
寄り道 どうぞ。
仕事が残っているので。
どうぞ 仕事してください。
でも すぐ そのあと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
連れてってください。
お願いします。
すみません はい やります
失礼します。
あの ここで ちょっと
待っててもらえますか?
ここで。
近くで仕事がありまして。
わかりました。
1時間で戻りますので。
1時間!?
はい すみません。
あ…。
《まいったな 結構なタイムロスだぞ。
というか… ここ どこだよ》
《1時過ぎか…。
ダメだ ムチャクチャ 腹が減ってきた》
《ボーッと待ってても しかたない。
茶器を探す前に 店を探そう。
よ~し こっちだ》
《全然読めない
イチかバチかで入るしかない。
おっ これは…。
スープか? 何のスープだ?
う~ん 保留》
《おっ 肉だ それは間違いない。
ここにするか? いや 待てよ。
隣も飯屋っぽいな。
どれ?》
《お~ 鍋。 何鍋だ?》
《あ…》
たこ!
《ってことは海鮮鍋か。
そうだよ 港町 釜山じゃないか。
よし 決まり!
ここは たこ勝負》
アンニョンハセヨ。
あっ あっ…。
アンニョンハセヨ。
《さて 海鮮鍋 海鮮鍋 ん?》
《鍋というかフライパン》
《7,000ウォン…。
ってことは… 700円か。
鍋にしちゃ ばかに安い》
注文いいですか? えっと…。
あっちと同じ鍋をください。あの鍋。
あと あの ライス ライス…。
あぁ。
《ふぅ 通じたみたい。
頼んでしまえば こっちのもんだ》
《ソウルと同じ おかずの行列》
《えっと あれ? 箸は?
箸… 箸 箸…。
あれ?》
《待てってことか》
《おっ タコ エビもいる》
《あ~ そういうシステム》
《まだか。 ならばおかずでつなごう》
いただきます。
《やはり キムチからだろう》
《おっ 浅漬け。
でも しっかり辛いぞ》
《お~ 生っぽいワイルド感。
これは あとで鍋に入れるのもありじゃないか?》
《うんうん 水キム
安定のおいしさ。
うわっ! 赤! きたきたきた!》
《韓国料理は こうでなくちゃ》
《えっ! まだ!?
ものすごい おあずけ感》
《うん もやし だがナムルのもやしは
あなどれない》
《これは?》
《何これ。
正体不明だけど マヨ味に
プチプチの食感。
すごくいい。 無限プチプチ》
《ほんのり もやし味。
辛さの緩衝材かな》