2018/10/31(水) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【滋賀・瀬田 和紙で作るオシャレ服▽紅葉美しい京都・南禅寺の雑学】


◆いいですか?ありがとうございます。
ほんまや。
ああいう金とか…。
◆そうなんですよ。
西陣織の帯に、きらきらしたの、
入ってますね。
◆これをずっと与助さんの代から…。
◆そうなんです。

今は、ちょっとしていないんです
けど、これが帯の。
◆すごい!
◆裏見ていただいたら。
◆ほんまや。
めっちゃきれい。
き~らきら!
これがこの糸?
◆これをつくっていたんです。
◆これをつくってるんですか。
この西陣織の
帯とかだけでも


結構お値段しますよね。◆そうですね、
うちらの仕事は安いですけど、
先になると高くなって。
◆何かあったんですか?
大丈夫ですか。
◆いろいろ、はい。
◆いろいろあるんですね。
◆昭和37年に創業した
古川与助商店は、
もともと西陣織の帯の材料となる
糸を製造していた
工場。
今では、
その技術を使い、
さまざまな素材を糸にしています。
製造現場を見せていただきました。
◆こちらでは和紙を2ミリにカットしています。
◆これ?
◆手前のほうが映像に映るといけ
ませんので、ちょっと裏のほうに
回っていただきますね。
◆わかりました。
すごいですね。
ここから
ビームが出てるみたいな。◆そうなんですよ。
◆すごいですね、この工程。
何これ!
◆切りながら巻きつけているんで
すね。
これで何と2万4000メートル

に巻き上げます。
◆2万4000メートル!
◆こちらが、さまざまな素材を糸
にするという特殊な機械。
この日、材料となっていたのは、
和紙。
企業秘密の刃で
細く切った和紙をねじり合わせる
ことで
糸になります。
創業以来
変わらぬ技術を守っているのです。
◆すごい!
2万4000メートルということ
は、
24キロということ?
こういう集合体でさわると
和紙の感じは、
確かに…。でも、1本1本さわると、
和紙って言われても、多分わから
ない。
◆かつては糸だけをつくっていた
んですが、
10年ほど前に、
安い価格で請け負う
中国の工場に押され、
経営不振に陥りました。
そこで社長の河村さんの発案で
和紙の糸を使って新たな事業を始めたんです。
◆このここに置いている服は、

これは…。
◆これはもともとは切ってばっか
りだったんですけど、
完成品を1回つくってみようとい
うことで、
和紙をよって、
それを生地にして、縦糸が綿で、横糸に和紙を入れてます。
◆おもしろい。
これじゃあ、
和紙の服ということですか。
◆和紙の服です。◆思ったよりしっかりしてますね。
麻っぽい感じの。
◆色がきれいに染まるんですね、
紙ですから、発色が…。
◆ここで売ってるんですか。◆ジャケットは全部オーダーメー
ドで、好きなお色に染めて
つくってます。
◆お幾らなんですか?
お幾らなんですか。
◆お幾らすると思われますか。