2018/12/27(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継!蓬莱&黒木が黒門市場へ】[字]


>>きのう、
福井県知事に深々と頭を下げた、
関西電力の岩根茂樹社長。
>>このたびは誠に申し訳ござい
ませんでした。
>>謝罪の理由は、

使用済み核燃料の引き受け先を決められなかったからです。
共有する3つの原発すべてを、福
井県内に置く関西電力。
原発から出る使用済み核燃料を保
管する燃料プールは、あと6年か
ら9年で、満杯になる見込みです。
そこで一時的に保管する中間貯蔵施設の候補地を、
福井県外で選び、ことし中に公表
すると明言していました。
ところが、
そのスケジュールを先送りすると表明したのです。
>>県民の信頼に関わることであ
りまして、大変残念であり、
遺憾なことだと考えております。
>>関西電力は受け入れ先を求めて、
延べ8700回以上、自治体など
を訪問しましたが、
候補地選びは難航。
>>私は、ないんじゃないかなと思ってますけど。
>>東京電力などが青森県むつ市
で建設中の中間貯蔵施設への相乗
りも取り沙汰されていますが、地
元から反発を受けています。
打開策はあるのか。


今、
世界の原発事情は。
>>今まさに使用済みの核燃料が、遠隔操作で取り出されたところで
す。
>>もはや待ったなし。
原発を巡る問題の行方を、
コジマ目線で徹底解説します。
>>この燃料プールもあと6年か
ら9年でいっぱいになってしまう、
あっという間にその日が来てしま
いますよね。
>>本当に待ったなしの状況で、
関電だけの問題じゃなくて、原子力発電所使ってる事業者、
どこも抱えてる悩みなんですけれ
ども、
本当に関電の社長もすごく長い間
頭を下げていらっしゃって、
それだけ本当に深刻な問題なんだ
なというのが分かると思います。
今回問題となっているのは、
この使用済み核燃料問題の行方ということなんですけれども、
この使用済み核燃料問題を指して、
こんなふうな言い方をすることがあります。
原発はトイレのないマンションの
ようなものだと言うことがありま
して、燃料を使って、電気をどん
どんどんどん作るのはいいんです
けれども、
その使ったあとの燃料の行き場がない、
捨て場がないというのが、ずっと

問題になってまして、これに関し
ても問題になっているということ
だと思うんですね。
これの解決策、大きく2つありま
して、まず1つはこの使用済みの
核燃料をリサイクルするというこ
となんですが、これが今回、問題
になっている中間貯蔵施設なんで
すけれども、原発で使った核燃料、
使用済み核燃料といいますけれど
も、これを再処理して、リサイク
ルして、もう一回、原発で使うと、
これすごく単純にいうと、こうい
うようなリサイクルなんですけれ
ども、今、
この再処理工場が動いていないと
いうことで、一時的に使用済み核
燃料を、
どこかに置いとかなきゃいけないということで、この中間貯蔵施設
が必要なんですが、これをどこに
置くかはまだ決まっていないとい
う状況なんですね。
このリサイクルも、この原子力発
電所を高速炉というものにすると、
もうすごく効率よく、
何回転もできるということなんで
すが、
この高速炉の開発、
すごく遅れていまして、今、
2050年ごろに運転を始められ

たらいいなというのはまだ実験段
階の話で、
実際に商業ベースで電気を作れるようになるまでには、
まだまだ今世紀いっぱいかかるん
じゃないかというような話になっ
ています。
さらにこの高速炉、
一緒に研究していきましょうと言
っていたフランス政府が計画の縮
小を検討しているというような報