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2019/03/06(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊“和歌の浦”で3つの神社の魅力に迫る】[字]


きく越え、介護施設のすぐそばま
で押し寄せていました。
しかし、
津波が見える前から避難を始めた
こともあり、
このとき学校にいた生徒は全員助
かりました。
>>地震が起きて、
どうしてすぐここまで逃げることができたと思いますか?
>>そうですね、
やっぱり学校の防災教育。津波てんでんこっていうのがあっ
て、
津波のときは家族でも地域の人でも構わず、
自分だけで逃げろっていうのはあ
りました。
>>津波てんでんことは、
この地域で教えられていた防災の合言葉。
大きな地震が起きたら、
必ず津波が襲ってくる。
まずは高台に逃げて、
自分の命を守ろうという教訓です。
釜石東中学校では、
この教えを震災前から徹底して生徒たちに教えていました。
>>津波の常襲地域だっていうと
ころは、やっぱり伝えられてきた
ところなので、どうにかしてその
津波を乗り越えていかなければい
けないということで、
全校生徒に対する防災に関わる勉強っていうのは積み重ねてきてい
ました。


>>てんでんこレンジャーとかを作ってた学年の先生だったので、
そういうもので、
ちょっとおもしろおかしく伝えるっていうのをやってました。
>>てんでんこの教えを今こそよ
みがえらせるのじゃ。
>>はっ!

>>震災の2年前には、
生徒たちがより身近なテーマとし
て防災を感じられるよう、
ヒーロー戦隊が活躍するVTRを
作っていました。
>>もしものことを考えて、
どこの避難所に行くのとか、
どこで待ち合わせするとか、
ふだんから家族で話し合っておかないと、
本当に困るんだよな。
>>自然にそういう行動ができるっていうのは、
やっぱり常日頃の訓練とか、
そういうのの積み重ねの成果だったんじゃないかなというふうに思
います。
>>想定外の災害が起こったとき、
自分の周りにどんな危険があり、
どう行動すれば助かるのか。
南海トラフ巨大地震の脅威にさら
されている私たちにとっても、
ひと事ではありません。
地震だけではなく、
台風や水害など、
さまざまな災害に備えが必要な今、
釜石東中学校のような防災教育を、

どの地域でも行えるシステム作りが必要だと専門家は指摘します。
>>防災教育の本当、
トップクラスはすごい実践やってるんですね。
例えていえば富士山のてっぺんは
本当にすばらしい防災教育をやっ
ているんだけれども、
多くの人が青木ヶ原の樹海のほうでまだ何もできてない、市町村の
教育委員会レベルで、
ここは非常にハザードが危ない地域だから、
年間10時間は最低しましょうと
か、そういったトップダウンの枠
組みがいると思うんです。
>>10年先、
20年先を見据え、
次世代への防災教育の必要性が改めて問われる中、
のどかさん自身も防災に携わる進
路を選びました。
地元、
釜石にできる津波を語り継ぐ施設に4月から就職します。
この町でもすぐに逃げず亡くなっ
た人が大勢いました。
それを忘れることはありません。
>>みんなを助けるために行動した同世代の人がいたんだというの
はすごいなと思いました。
>>全然、
何もできなかった。
>>いやいや。
>>助けたかったけど、
いっぱい死んでしまって。
なんにもできなかった。

>>後悔っていうのは今でもやっぱりありますか?
>>うーん、やっぱり、うん、そ
のとき本当に中学生だったから、
やれることは本当にやったとは思
うけど、
やっぱりその中でも、
申し訳ないっていう気持ちはありますね。
だからって何ができたわけじゃな
いかもしれないけど。
やっぱりなんだろうな。

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