一番若い子で
お幾つですか。
◆一番若いの、
小学校1年生です。
◆小学校1年生。
あの子なんか、小さいですね。
◆あの子は小学校3年生です。
野球やってるんで、運動神経がよ
くて、
反射神経をよくしたいって来たん
ですけど。
◆こんにちは。
◆こんにちは。
◆朝の「よ~いドン!」という番
組なんだけど、あなたは何、
もともと野球が好きなの?
◆あっ、はい。◆ほんで、
ボクシングをやろうと思ったのは
何で?
◆フライをキャッチするのが苦手
なので、
目を鍛えるためにボクシングをや
ってる。
◆そういうことか。
フライとかのキャッチが苦手なんで、目をならそうと思って。
◆はい。
◆プロボクサーになりたいの、
それともプロ野球選手になりたい
の、どっち?
◆プロ野球。
◆まあ、しっかりな、ありがとう、
ありがとう。
頑張ってな。
最近で言うたら誰がこの中で…。
藤原さん。
彼女が…。
◆日本フェザー級の初代チャンピ
オンなんですよ。
この間に
東洋太平洋、東京で挑戦して、
判定で勝ってきました。
◆あなた、フェザー級のチャンピ
オンなの?
◆ああ、はい。
太平洋というんですか。
◆そうです。
◆近寄ってもかまへん?
すげえなあ。
どんな感じが、パンチ、
あんた生々しいなあ!
◆恥ずかしい。
月曜日に試合を終わらせてきたも
ので…。
◆こないなってるの。
髪型こんなんやから、
お岩さんみたい。
◆11年前に設立された
真正ボクシングジム。
かつて3階級制覇の
元世界チャンピオン、長谷川穂積
さんを初め、
数々の興業ボクサーを送り出した
名門。
実は、藤原さんは、
この撮影の3日前、
壮絶な打ち合いの末、判定勝ちを
おさめ、
37歳にして、
アジアオセアニア地区最高峰の
王座を獲得したのです。
◆しんど。
◆いやあ、すごい。
彼女のパンチ、重たそうに見えたんですけど。
◆もうフェザー級といったら、
女子でも重たいクラスなので。◆なるほど、
そういうことか。
◆パンチ力は
普通の男性ぐらいはありますね。
ノーノーノー!
◆プロテクター。
◆ノーノー!
◆これはもう安全にできてるやつ
です。
◆どうせえ言うねんな。
あのね…、
そんなんね、もうやめとこうや。
◆これはもう全然大丈夫です。
子供が受けても大丈夫なやつなの
で。
◆ほんま?
◆本当です。
◆あんたプロやろ?
プロやったらわかってるな?
ゆっくりやで。
軽くやで?
あ~!
バカやろう!
◆すいません。
◆やめろ!
ばかやろう!