2019/01/31(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継「真冬の滝行」に蓬莱が挑戦!大阪・河内長野市】[字]
思いますよね。
>>こういった食料品とか車とか、
関税がなくなって、
日本の産業というのが一時的にダ
メージを受けるかもしれないです
けれども、これがまたピンチがチ
ャンスですから、
新たな産業力強化というところを
目指して、
いろんな施策を同時にやってもら
いたいというふうに。
>>やっぱり、メリット、デメリ
ットがあるということで、
やっぱりいろんな反対の声も当時
あったんですけれども、3年、4
年、
長いことかけて合意にこぎ着けた交渉なんですね。
私、たまたま2017年の7月に
大枠で合意をするんですけれども、
そのとき、取材を現地でしていま
した。
当時の外務大臣の岸田さんが、記
者を前に、今回、
合意に至りましたということを言
うんですけれども、
わりと印象に残ることばを言って
まして、
こんなことをおっしゃってたんで
す。
これによって、
自由貿易の旗を守ると、
わりと大げさな表現を使って、
自由貿易の旗をこれ、
日本とEUで守っていくんだとい
う言い方をされたんですね。
これ、当時、2017年7月、
大枠合意したときの社会情勢、
世界の状況、
どんなことだったかといいますと、
ちょうどこの2017年にトラン
プ大統領が誕生して、みんな、
えらいこっちゃとなっているとこ
ろ、
もうすでにTPPは離脱しますと
いうことを言っています、
このとき、ヨーロッパではイギリ
スがこの1年前に国民投票をして、
EU脱退をするぞということを、
国民の意思で決めていますから、
EUもわりと内向きになっている
と。
ほかにもヨーロッパの国々や世界
中で、保護主義の勢力が台頭して、
フランスの極右政党の党首でした
けれども、
世界中で保護主義とか、
どんどんどんどん内向きの力が働いていくという中で、この日本と
EUのEPAというのは、世界最
大の自由貿易圏なんですね。
これを作ることで、こういった世
の中の動きに対抗していくんだと
いうのが、先ほど自由貿易の旗を
守るという、
大げさなことばになったんだと思
いますね。
>>ただ、アメリカの方針はまだ
変わってないですよね。
>>そうなんですよね。
トランプ大統領、その後、どんな
ことを言っているかといいますと、
やっぱりこんな中でも、
グローバリズムの理念には私は反
対するんだと、
国連の演説で高々と言っていまし
て、
もう私はやっぱり、
自由貿易のような多国間のそういう枠組みには反対するということ
を言っていて、こういう話を聞く
と、
自由貿易の旗は折れてしまったの
かなというふうに思わざるをえな
いんですけれども、実は世の中、
また別の動きもちゃんとありまし
て、自由貿易の旗、
まだまだ頑張っているところもあります。
といいますのも、今、
日本を中心にこんな動きが出ていまして、
まずこの東アジアを中心にRCE
P、
これ16か国が参加している貿易
圏ですけれども、これ今、
交渉中です。
あともう一つ、
太平洋を中心に、
このオーストラリアも含む広い範囲でTPP11、
アメリカが抜けてますけれども、
TPP11というのが出来て、
これも広い範囲での経済協定。
これ、
TPP11はすでに発効していま