回復したグローバーさんは
集中治療室から出て
長期治療施設へ移ることになった。
その日、病院では…。
≫そして、別れの時…。
≫ところ変わって
スコットランド。
≫夫と2人の娘と暮らす
アンドレア・ワットさん。
毎年クリスマスには
1人離れて暮らす父親と
一緒に過ごしてきた。
ところが出発直前、コロナ感染の危険度が高まったとして
スコットランド自治政府は
人々の移動を禁止したのだ。
≫アンドレアさんは
誰かに助けを借りようと
SNSで、こうつぶやいた。
≫コロナ禍で離れて1人で暮らす父親に
会いに行くことができない
アンドレアさん。
その思いをSNSで発信すると
会ったこともない100人を超える人から
電話やメール、ツイッターなどで
連絡があったという。
≫結局、アンドレアさんは
4人にお願いして
父親の家へ
行ってもらったという。
デーブ≫アンドレアさんの笑顔で
全部分かりますね。
やって良かった。
100人以上ですから
いろなものを
届けてくれたんですが。
こういう話が
去年の2月、3月とても多かったんですけど
実は、今も毎日のように
こう言った心温まることが
起きているんです。
大下≫アンドレアさんは
このようにも話しています。
パンデミックが人々の最高の一面を引き出してくれた。
圧倒されるほどの親切が
人々から寄せられたんだもの。
私は雪だるま式の親切という
表現を使っているの。
ほんのひと握りの雪から
とても大きな
親切の雪だるまができた。
中野さん、助けてって言うことに億劫になることも
多いのではないかしら
ということも
お話しされていたようです。
中野≫なかなか人に迷惑をかけるんじゃないかとか
気をもんじゃう人も
多いと思うんですけど
こういう時って人を責める快楽に
溺れる人が多いけれども
でも、人に親切にする
楽しみっていうのを
もう1回見直して
ちょっとでもいいから
誰かにいいことをして
自分も気持ちよくなる
ということを
見直してみたいですよね。
支援を受ける側の人も
こうやって、支援をする人に
いい気持ちにさせてるんだ
くらいの気持ちを
持ってもらいたいですよね。
大下≫それから石澤さん、先ほど集中治療室でバイオリンを
弾いておられた方がいました。
やっぱり、医療従事者に何か感謝の意持ちを表したいという
もちろん体調のことは
あったんでしょうが
そういう思い
だったんでしょうね。
石澤≫ここのところ
政治的なことでいうと
トランプさんの話ばかりが多くて
それで、残念ながら何であんなアメリカになったんだ
悲しいみたいな話が
あったんですが
これは逆に良かった
いいアメリカだなという
そういうふうなことを
思い出すような話なので
そういった意味で、ものすごく
ほっとした感じがします。
大下≫そして牧師さん。
デーブ≫そうなんです。
デーブ≫一方、アメリカで
コロナ感染の
歯止めがかからない状態が
続いておりますがそこで活動している日本人の方を
紹介したいと思いますが
どういう支援だったのか
まず、関野和寛さん、40歳。