担っているというより
東京都にいわゆる
調整本部というところが
ありまして
そこが日夜いろんな保健所や救急医療機関などから
あがってきたものを含めて
調整しているんですが
非常に困難な状態で
年末年始も僕が直接、中から聞いた話だと
本当に何十人かの人たちが
何十か所の病院に
電話をかけ続けていて
それで本当に
それでも積み残してしまう
という現状が続いていて
悲痛な声が出ていて
入院する順番を決めるのも
非常に困難な状況で
この病気の特徴は急変なので
誰を選んでいいかは皆さん
苦労されていると思います。
大下≫だいぶ前から
入院待機が続いていても
そのあとにより先に
入院したほうがいい方が現れると
そちらを優先したりとか
かなり、きめ細かい作業が
入院調整本部には求められている
という現状なんでしょうか。
伊藤≫ただ、入院調整本部も
暮れなんかも
突如として重症化した
中等症から重症化した患者が
救急隊が察知すると
それをどこかに入れないと
亡くなってしまうわけですね
下手をすると。
そういう方たちを
どうするかという問題は
今、本当に
マンパワーも足りない中で
皆さん1人で、何十人の人が
10か所も20か所もの病院に電話をしているさまは
非常にある言い方をすると
カオスな現状だと考えています。
大下≫今のお話、中野さんは
どのように考えますか。
中野≫カオスな現状っていうのに
ぞっとする思いをしたんですが
軽症と重症者の病床を分けて
考えるということ以上に
軽症の場合は何が一番大事で
要するに感染をほかに拡大しないというために
ある程度、隔離の意味を込めて
軽症者の病床は作られていると思うんですが
そこからこの病気の怖いところは
無症状に近い状態にあったとしても
一気に容体が急変して
亡くなってしまうことに
つながりかねないところが
怖いんだと思うんですね。
そういう時に一般のご家庭では
とても手立てがありませんし
搬送されている途中で
亡くなられた方もいますので
例えば心疾患における
AEDのような
一般の方にも
手が届くような何かが
ないんだろうかと
いつも考えてしまうんですが
ないですよね。
ないので、すごく怖いというところですよね。
大下≫そんな中、まさに自宅で
療養する患者が増加する中で
体調悪化後、死亡する事例が
相次いでいます。
自宅で容体急変に直面した
女性に話を聞きました。
≫番組で取材したのは
首都圏に暮らす40代の女性。
大みそかに陽性が確認され
現在一戸建ての自宅で療養中だ。
会社員の夫は感染を避けるため
別の場所で寝泊まりをすることにしたが
10代の子供2人とは
同居が続いている。
≫家族への感染と並んで
不安なことは
自宅療養中に
体調が悪化した時の
対応だと話す。
≫嗅覚障害がまだ残っているものの
回復に向かっているという。
昨日、東京都では過去最多となる
2447人の感染者が
確認された。
感染者の増加が止まらない中
≫新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中
最も懸念される事態が