ミネソタ州
とても寒いところですが
そこのアボット・ノースウェスタン病院で
チャプレンとして働いています。
チャプレン、耳慣れしてませんがチャプレンとは
病院や学校、軍隊など
教会以外の場所で
働く聖職者なんですね。
どういうことをやるかというと入院している患者さんの
魂のケアをしている
ということなんですが
そこでコロナ病棟に入れるのは
医師と看護師とチャプレンのみなんです。
つまり医療関係者以外では
チャプレンのみです。
もちろん防御服などのものは
ちゃんと着けております。そこで一体どんな支援を
やっているかというのが
日本人ならではという支援の
スタイルです。こちらです。
≫新型コロナウイルスの1日の新規感染者が
9000人に達したこともある
アメリカ・ミネソタ州。
日本で15年前から
キリスト教会の牧師をしていた
関野和寛さん。
去年9月からミネソタ州にある病院にあるコロナ病棟で
牧師として働いている。
≫そんな中、関野さんはコロナ病棟の患者に
折り鶴を手渡したという。
≫この言葉をきっかけに関野さんは去年11月、SNSで
病院いっぱいに
千羽鶴を飾りたいと呼びかけた。
すると、わずか1か月で
1000人以上の日本人から
折り鶴が届いたのだ。
その数、実に1万6000羽。
病床数860のうち
コロナ患者が20%を超える
厳しい状況に置かれる中
関野牧師は
病院のスタッフたちと協力して
ロビーいっぱいに
折り鶴をつり下げた。
≫折り鶴は患者だけでなく病院で働く多くの人の心も
奮い立たせた。
デーブ≫こういう絆ができて良かったですよね。
大下≫デーブさんも…。
デーブ≫先ほどやったんですけど
何年ぶりにやりましたか
家から持ってきました。
折り紙の用紙って1枚でもあれば
あるいは普通の紙でも
四角を作れば
どこでも鶴は作れるわけですから
ちょっとした
親善大使じゃないですが
折り紙ってこういう時に
役に立ちますよね。
大下≫折り鶴は喜ばれます?
デーブ≫喜ばれます。特に
折り方を教えると、覚えると
その人も他の人に教えるわけですから
日本のシンボルですからね。
デーブ≫折り鶴を1000人の方が
日本から送ったんですが
その方のお一人が
このように話しています。
現在、80代です。
がんを患いコロナ禍の中
外に出ることもできず
落ち込んでいました。
私の人生は
無意味かと思っていましたが
まだ私も誰かのためにできることがあると
気がつきました。孫と折った鶴を
少しですが送ります。
大下≫佐々木さん
折った人の心も
前向きにしているという。
佐々木≫回復してねという気持ちを込めて折るというのは
万国共通なんだなというのを
この映像を見て感じました。
大下≫中野さん、飾り方が
日本の千羽鶴と違ってね。
中野≫空間デザインも
すごくいいし
日本人の感覚で
飾っちゃうというと
もしかしたら
押しつけがましくなるかなというところもミックスして
現地の感覚で美しいという形に
視覚効果を考えて作られていてそこも知的な感じがして
自分はいいなと思いました。
デーブ≫関野牧師がこういう言葉も残しています。
折り鶴たちは
1羽1羽形も色も違う。
それは人種も宗教も言葉も超えて
みんなが1つの希望を持てるというメッセージを
伝えるように