2021/01/08(金) 10:25〜13:00 大下容子ワイド!スクランブル[字]
韓国最高裁で判決予定の
朴槿惠前大統領に対して1日
2人の恩赦を
文在寅大統領に進言したいと
発言しました。
そして国民とともに前進するには
社会の葛藤を緩和し
国民統合を成し遂げねば
ならないとしています。
この恩赦の狙いについて
辺さんは
持病がある朴前大統領と
李元大統領の人道的な見地から
恩赦を与え
保守層の風当たりをかわし
保守層と、それ以外の層を
取り込む狙いがあるといいます。
その先にあるのが4月の市長選。
文大統領の地盤である釜山やソウルで
与党候補が負けることになれば
死に体になると指摘しています。
しかし、この恩赦の問題について
与野党内から批判が相次いでいるんです。
韓国のハンギョレ紙によると
与党内では
国民のコンセンサスが
形成されていない
つまり合意が取れていない
そして時期的に適切ではないなど否定的な反応が多く
また、野党の国民の党の
アン・チョルス代表は
前職の大統領の恩赦を選挙に
利用しようとする試みであれば
それは容認できないと
述べています。
大下≫中野さん
文政権の恩赦の動きを
どのように見ていますか。
中野≫色々な思惑があるとは思うんですけども
韓国の政権は一度終わると
そのあとに非常に揺り戻しが大きいというか
これまでの大統領の
その後というのを見ると
結構悲惨な状態が
ありましたよね。
それに対して
ちょっとセキュリティーというか
インシュランスを
かけておきたいのかなというふうにも
見えるんですけれどもね。
大下≫石澤さん4月の2つの市長選が
注目のようですが、どのように
見てらっしゃいますか。
石澤≫市長選挙
これによって当然ながら
インパクトは非常に大きいと。
特にソウル市長選なんてのは
ソウルの位置付けが
非常に大きいので
勝敗というのは
非常に大きな影響を
及ぼすと思うんですが
ただ、今、見ていまして
これは韓国の話ですが
アメリカと同じじゃないかという感じがしますよね。
大統領の権力が非常に強くて
その大統領が、精神的なのかあるいは政策的なのかは
わかりませんけれども
窮地に陥ってくると
非常に大変なことというか難しい
あまり前例のないようなことをやってしまうと。
それが逆に一般の国民からは
支持されなくなってくると。
そして、また
支持が下がっていくという感じで
大統領制というものの
危うさというか
それも見るような気がします。
大下≫確かにそうですね。
石澤さんがおっしゃったように
イ・ナギョン氏が
社会の葛藤を緩和し
国民統合を成し遂げなければならないというのも
分断ということを
避けたいというところが
ありますね。
デーブ≫ただ、恩赦を安易にやると
じゃあなんのために
元々動いたのか
わからなくなるし
よっぽどの国民の同情感があるとか
それならまだ理解できますけど
自分の政党の
しがらみのために
恩赦をやると
当然、元々の趣旨とは違います。
ただ、よくも悪くも韓国は
限定5年間なんですね。
任期は。
レームダックに