◆それが？
◆見せる。
魅せる。
みせるの「み」は
魅力の魅ですか。
これ結構宣伝しますよね？

さっきから気になってたんですけ
ど。
余りやり過ぎると、
前編カットになりますよ。
◆薄毛を気にして、育毛など
さまざまな努力をしていた松本さ
んは、
新しい道が開けた、これは同じ悩
みを持つ
男性の助けになる！
と思い、
起業を決意。
インターネットでのカウンセリングサービスを行ったり、
格好いいプロモーション映像をつ
くるため、薄毛の人たちを集め、
おしゃれにコーディネートし、
プロのカメラマンさんに
撮影してもらったりなど、
ハゲに対する
世の中の印象を変えるべく、
思いつく限りの活動を続けているのです。
◆つき合い方を間違っていたんだ
なと、今まで。
当時者もそうやし、周りの人たち


も。
ですけれども、つき合い方さえ間
違わなければ、うまくつき合える。
◆つまり、頭だけやと思ってたん
じゃなくて、
君、そうやってコンプレックスを
持ってるけど、
そうじゃないよと。
全体を見て、おしゃれにしたり、
いろんな生き方をすれば、それは
一つの形として
ちゃんとなり得るんだよというこ
とですよね。
◆そうです。
意外に女性が
男性の薄毛に対して気にしてない
んですよね。
なので、気にしてないものに対し
て
男性は何でこんなに気にするんや
ろうと。
◆奥さんはおられるんですか。
◆います。
◆社長幾つ？
◆４５。
◆奥さんは？
◆１個下です。
◆いつ、結婚したんですか。
◆去年。
◆えっ？

◆去年。
◆初めてですか。
◆どっちが？
◆どっちが？
奥さん、奥さん。◆奥さんは初婚。
◆ご主人は？
◆３回目。
◆奥さんは、髪の毛の
ヘアスタイルのことは何も言わなかったんですか。
余り気にしなかったんですね？
◆うん。気にしなかったですけど、このこ
とで、これをテーマに
仕事を始めんねんというふうに言いましたけどね。
◆こういう全く新しいお仕事です
よね。
というのは、前が見えないじゃな
いですか、
成功例がないわけだから。
そういうのって不安じゃないですか、結婚してとか。
◆それは相手聞いてもらわなわか
りませんね。
◆奥さん、おられるんですか、
ここに。
◆ここにはいないですけれども、
近所で働いていますけど。
◆呼べないですか。
◆呼びましょうか。
◆呼んでください。
言うてみるもんやね。
◆というわけで、奥さんを呼んで

いただきました。
◆ええと、今お幾つでいらっしゃ
いますか。
４０…。
調べ上げてるよ。
ご主人の一つ下だから、
４４ですね。◆奥さんはそれまで、
結婚とかはなかったんですか。
初婚や言うてますけど。◆気にならなかったですか、
この風貌は。