2018/07/31(火) 16:47〜17:53 ten.【ゲキ追X…開始から10年目「裁判員制度」は必要か?】[字]


けではないんだけれども、なぜ事
件が起こったかというのを、やは
り理解すればですね、社会にも問
題があるというのは、よく、私は、
参加しないと分からないと思うん
ですね、それはね。そういうこと
の、もう積み重ねだと思うんです
けれどもね。
>>一般人が裁く意味、それは。
社会に目を向けるきっかけ。
身近に起きている犯罪を知り、
人ごとではなく、
防ぐ策を共に考えていくことが大切ではないだろうか。
>>裁判員は誰でも選ばれる可能
性があるものです。
ただ円さん、
この下す決断というものは、
かなり重いものになりますよね。
>>だから、重いからこそね、
やっぱり憤りもあるだろうし、
そういう人たち、
要するに2審でですね、またひっ
くり返ったりするとね、
今までのそれはなんだったんだろ

うって、
そういったものに対する不信感っ
ていうのは出てきますよね。
当然。
だから、僕も今、
ちょっとVTR見て改めてね、ち


ょっとあっ、僕が裁判員に選ばれ
た場合に、
同じような気持ちになるかも分からないという。
それで要するに、犯罪や組織、犯
罪とかね、
そういったものに目を向けて考え
ましょうという意見もありますけ
れども、
そのわりには1万8000分の1ですか。
ちょっとかけ離れた数字かなと思
ったりもするんですよ。
>>いろんな意見があると思うん
ですけれども、ここからは取材を
しました佐藤記者です。
よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。
>>実際に裁判員をされた方にお
話を伺って、どう思われました?
>>そうですね。まさに判決が覆
ったことを憤りを感じていまして、
今回、
ちょっとまず判決というのがどう
なっているのか、
ちょっと見てみたいと思うんです
けれども。
これまで裁判員裁判で死刑判決が
出てるのは、
35件あります。
そのうち1人を殺害した事件の中で、
控訴したもの、

3件すべてが2審で無期懲役に変わってるんですね。
これは裁判員というのは、
1つの事件を担当するので、
1つの事件の残虐性を見て死刑だ
というふうに判断する傾向があり
ます。
一方で、
裁判官というのは、
この死刑判決を出す過去の判例というのを重視するんです。
というのが、やはり死刑というの
は、
究極の刑罰ですので、公平性です
ね、
これまで死刑判決を出した、被告
人に対しても、
公平性を見るので、ここを重視す
るところで、
過去の判例というのを重視してい
ます。
>>ただね、裁判員裁判でも、
プロの裁判官というのは、
住田さん、3人入っているんです
ね。
>>そうなんですよね。ですから、
そういう意味でいくと、合議とし
ては多数決でやってますので、
プロの裁判官の意見じゃなく、
やっぱり6人の裁判員の方の意見
が強い場合もあると思います。
ですから、過去の判例については、

裁判官3人がちゃんと説明はして
るはずですね。
でもそれは上回って、
これを死刑にするんだという、そ
ういうような意思の民意が出てる
んだと思います。
>>だから、過去の判例を見て、
それで覆っていくというんだった
ら、プロの目というのがあるわけ
でしょ。それだったら、最初から