もう…。
もう俺に今、言わんでええやん!
◆次はもう帰ってきません。◆「となりの人間国宝さん」、
皆さんでもらってください。
ありがとうございました。
◆ありがとうございます。
◆内助の功と
娘のお年玉に救われた会社経営。
家族に苦労をかけた社長も
再婚を決めた“陰の会長”も
ここからが勝負です。
◆感動的に、できましたわ。
ありがとうございました。◆ほんまですか?
◆ようわからんけど…。
2回目は先言うてえや。
2回目は先言うて!ほんまに。
◆お幸せに!
◆ということで、
藤原電子工業の
藤原社長、
それから奥さんのちえみさんでございますけれどもね。
藤原電子工業というのは、
トヨタとか、BMW、それからベンツなど
大手自動車メーカーを初め、
さまざまな企業へ電子部品を
供給してる会社ということです。
立派な、
本当に立派な大きな会社なんです
けれども。
中学校を卒業して
15歳で八尾の工場で
働き始めたということで。
24歳のときに
奥様とご結婚されたということな
んですけどもね。
38歳での独立ですから、
ちょっと遅めの独立なんですよね。
もうすぐ40ですからね、
38やったらだから、
勝負がかかっているんですよね。
そんな中で最初は
なかなかうまく仕事がいかなかっ
たと。
このときの苦労はね、
これは大変やったと思います。子供もいるわけですから。
そのことを思えば、この方は、
相当な
努力家といいますか、
大変だったと思いますよ。
最初、800万円ですか、
年商が。年商が800万。
年商ですもん。
今の年商は6億だから、
いかにすごいかということですよ
ね。
だから、社員さんも2人いたんで
すけど、社員さんにお給料やるだ
けで、
自分たちはほとんど無給で働いてるわけですから、
お金がない。
だから、お金がないから、
気がついたら奥さんがこっそり
お子さんのお年玉なんかでもらったお金を
ちょっと相談して
ちょっと借りて、ちくわと
白菜で食べたという、
そういう、何とも言えない苦しい時代が
ご主人にとっては、あのときの
苦労というものは
鮮烈に頭に残ってるんじゃないで
しょうかね。
奥様は、
いつかは、この人は
成功するだろうと。
この人についていったら
間違いないという確信はあったみ
たいなんですけど、
しかしこれはね、成功例ですから、
本当にまれなものですよね。
すばらしいなと思いますけども、
今となっては、
その白菜とちくわの料理が
やっぱり貧乏やけども、何というか、おいしい、
ほろ苦い、おいしい味やなと。
◆あのころ忘れとかんとこうということで
出すんでしょうね。
奥様も。
◆今、食べてもおいしいなと思う
んですけど、そこにちょっと豚は
欲しいと。
豚肉と
白菜とちくわ食べる。
うまいから。
豚肉はやっぱり欲しいですけど、
そうやって成功して家族みんなで
力を合わせてということでござい
ます。
◆明るい。すてき。
◆みんな明るいから、
その明るさに助けられますわ。