もう泡と一緒に、下にどんどんどんどん、
さっきあった場所から、うわー！
＞＞一方、
液体は？
＞＞全然液体、
揺すっても汚れ落ちないですね。
＞＞そうですね、
液のほうはほとんど汚れがそのま
ま残った状態になっています。
＞＞実は、
どちらの洗剤も中身は同じもの。
確かに泡にすると、洗浄力がアッ
プしています。
そのカラクリとは。
＞＞泡には汚れを引き剥がす力がありまして、
このように高い性能が発揮できて
いるということになります。
＞＞一体、どう引き剥がすのか、

顕微鏡でその動きを見てみると、
汚れがごっそりと泡に引き寄せら
れています。
これは、
泡が小さくなろうとするときに、
周りのものを引き付ける力が発生
するからなんです。
さらに泡のすごさはそれだけでは
ございません。
＞＞これ、今何をされる感じです
か？
＞＞これは、


泡が汚れを落とす様子を観察しようとしています。
＞＞丸く見えるのが泡の粒で、
その隙間が粒と粒の間の膜。そして茶色いのが油汚れ。
どんな動きをするのかというと。
＞＞よく見ると、
この赤い汚れがだんだんこの膜の
中に取り込まれていく様子がご覧
いただけるかと思います。
＞＞この隙間にってことですか？
＞＞汚れが小さく分解されながら、
泡と泡の隙間に取り込まれている様子が分かります。
＞＞泡の膜の中に閉じ込めること
で、
一度落ちた汚れをもう一回、
お皿に戻すことを防ぐような働きを、泡はしてくれています。
＞＞泡は汚れを剥がして戻さない。
これが泡だけが持っている驚きの力なのです。
ところで皆さん、
食器用洗剤と、
お風呂用の泡立ちの違いはご存じ
ですか。
こちらは食器用洗剤の泡。
こんもりするほど泡立ちがいいんですが、しばらくすると、
しぼんでいきます。
これはすすぐときには、
すぐに泡が消えるように設計して
いるから。
一方、
こちらはお風呂用。
これは長く汚れの上にとどまって

ほしいため、
泡立ちは抑え気味。
しかし、
時間がたってもなかなか消えない
ように設計されているんですぞ。
泡の力と研究者の努力が家事を効
率的にしてくれる。
続いては、元気になれる泡。
＞＞こうやって泡、
ぷくぷくぷくってなってるのが、
これ結構、楽しいですよね。
これも炭酸泉の楽しみの１つとい
っていいのか。
＞＞小さい泡が体中について、し
ゅわしゅわと気持ちいい、最近話
題の炭酸泉。
＞＞しょっちゅう入ります。
一番みんなが入りたがるのが炭酸
泉。
＞＞やっぱり上がったら、
すごいぬくもりがなかなか逃げへんというか。
＞＞お風呂から上がっても、
ぽかぽか暖かいのが続くというのが人気の理由。
先月末にオープンした空庭温泉オ
オサカベイタワーでも。
＞＞炭酸泉を導入しようと決めら
れてたんですか？
＞＞そうですね。やはり炭酸泉っ
て、ここ最近、人気のお風呂です
ので、当初から入れようというこ

とで、考えてました。
＞＞炭酸線は、
温浴施設をオープンするなら欠かせないというほど、
人気の存在なのです。
ところで皆さん、
昔ながらの泡風呂と炭酸泉の違い
は分かりますか。
＞＞炭酸泉は、
炭酸というのが水の中に溶け込んでいるんですけれども、
皮膚を通り抜けて、