市長選に出てくれないかと説得してるんですけれど、このときは、
柳本さんは参院選に出馬するから
だめだと言ったんですね。
このあと、先ほどＶＴＲにも出て

きました、
自民党の北野市議にも、府連の幹
部は説得してるんです。
このときには、柳本さんだけじゃ
なく、国会議員、
民間人などいろんな方に断られて


きて、
北野さんに出てくれないかと言っ
たんですが、これもノーというこ
とで、また柳本さんに戻ってきて、
今週毎日のように、
もうあなたしかいないと。
大阪の自民党は、
全力を挙げて支援するから出てほ
しいと、こんなやり取りがあった
んですね。
＞＞でもダブル選になるのは、前
から予測できたことで、有馬さん、
ここらへんはもう準備できてなかったんですかね？
＞＞こういう話って、よくある話
なんですね。
ただし、大阪の場合は、知事も市
長も維新が強いんです。
そこで言い方悪いんですが、
負け覚悟でもやるかというような話になると、
やっぱりたらい回しに、ずっとな
っていく。
でも自民党としては、どこかにく
さびを打たないと、
政権党の自民党が、不戦敗じゃ、
それじゃあみっともないというようなところで、苦肉の策で、
結局は柳本さんに戻っていったと
いう形なんだと思いますね。
＞＞今、苦肉の策という話があり
ましたけれども、
なぜ難航したんでしょうか。

＞＞やはり、
去年の年末ぎりぎりに、
松井さんが、
この公明党との合意文書を、
密約ともいわれる合意文書を公表しました。
公明党に約束をほごにされたと。
このとき、松井さんが言ったのが、
ありとあらゆる手段を使うという
ことなんですね。
政治家がありとあらゆる手段って
いったら、
やっぱり選挙だということで、
ダブル選挙になるかもしれないということは、
自民党の議員たちも分かっていた
んです。
ですが、こちらですね。
ダブル選挙にならなければいいなということで、要するに、
維新と公明は、
最後の最後には合意するんじゃないかと、
だからダブル選挙は行われないん
ではないかということで、
自分たちに、
今となっては都合のいいように解釈をしたということで、
準備が遅れたという事情がありま
すね。
＞＞確かに若一さん、一時的にこ
の公明と維新が、
水面下で交渉して歩み寄りを見せ
た時期はありましたけれども、
希望的観測で動くことってあるん

ですかね。
＞＞前回が、確かに今、おっしゃ
ったように、もう本当に、
維新と公明が分裂直前までいきな
がら、
中央の公明党からの働きかけもあ
って、急きょ、
合意したという、
そのことのインパクトがあまりにも強烈でしたから、
それはまたありえるだろうと思う
感情も分からなくはないですね。
ただ、ちょっとね、
この選挙に関して注意したいと思うのは、
どうしてもクロス選になってて、
府知事、
市長の選挙を注目してますけれど
も、
大阪都構想を達成するために必要
な住民投票、
それが実現するかどうかは、
実は市長、
府長の選挙じゃなくって、同時に
行われる府議会、
市議会の選挙で、維新が過半数の
議席を獲得できるか、
そこにかかっているわけです。
逆に松井さんと吉村さんお２人は、
要するに議会の議席を多くしたい
がために自分たちも打って出られ
たという側面が。