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2018/08/15(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都“五条通”はなぜ道幅が広がった?】[字]


>>太平洋戦争中、沖縄にアメリ
カ軍が上陸し、激しい地上戦が行
われた。
犠牲者はおよそ20万人。
そのうちの9万人以上が逃げ場を
失い、死んでいった、子どもや高
齢者を含む沖縄の住民たちだった。
金城は当時6歳、
アメリカ兵に捕まり、
収容所に入れられた子どもたちの
中の一人だった。
金城は生き残ったが、
身も心も深く傷ついていた。
ウルトラマンを誕生させ、
脚本家として特撮の世界で活躍したが、
その生涯は37歳で幕を閉じるこ
とになった。
>>どんな家族でも全部、
そういうような、
沖縄戦で亡くなっている方はおら
れますのでね。
われわれの家族もそうやって収容
所入ってますけど、そこも防空ご
うで一家全滅してますし、
うちのおふくろも沖縄戦の初めに機銃でね、足をけがしてますしね。
>>当時沖縄戦で、お母様がけが
をされて、
哲夫さん自身は、
そのあと、どういうふうな、そのあと経緯をたどられたんですか?
>>そのへんの話は、私もね、詳



しく聞いてないんで、よく分かり
ませんが、おじいちゃんに連れら
れて、
海岸線を逃げ回ったっていうよう
な話は聞いてますけども。
早くしてほりょになって、そうい
う収容所で、
親子が対面できたからよかったと
思いますけど。
>>そんな金城哲夫の半生を描い
た一冊の本がある。
書いたのは、
金城と共にウルトラマンを育てた、脚本家の上原正三。
上原もまた、沖縄で生まれ育ち、
戦争を体験した一人だ。
金城を異次元の男と呼び、
共に仕事で支え合ってきた上原。
金城が沖縄と本土の懸け橋になる
ことを、本気で考えていたと明か
した。
今も現役で執筆活動を続ける上原
は、
金城哲夫の胸の内を知る、数少ない人間の一人だ。
>>彼とは5年ぐらい円谷プロで
一緒だったけど、戦争の話を一度
もしなかったですもんね、沖縄戦
の話を。
けがして、いつ死ぬか分からない
母親を見捨てて、
自分だけが逃げたという思いって

いうのはね、彼のトラウマでした
ね。
彼が一切戦争の話をしないというのは、
もう僕はそこにあると思うんです。
>>壮絶な戦争体験を、
心の中に封印していた金城。
沖縄と本土の懸け橋になるとは一体どういうことだったのか。
そのヒントが、
ウルトラマン第8話、怪獣無法地帯の中にある。
これは、
金城が上原と脚本を書き上げた作品で、これまでにない怪獣の姿が、
見る者に衝撃を与えた。
怪獣がまるで人間のような感情を見せるのである。
さらに遭難した人間を助けようと
する怪獣、
ピグモン。
その姿が、
怪獣への見方を大きく変えさせる
ことになった。
>>命の恩人ですよ。
>>金城はなぜ、
怪獣を人間のように描いたのだろ
うか。
>>僕は怪獣にも人権というか、
いや、
獣権というか、そんなものがある
と思うな。
>>ウルトラマンは、悪さをしな
い怪獣を、殺したりはしない。
だから人間が、

見境なく、一方的に怪獣を悪者にしてやっつけることを、
ウルトラマンは許さないのだと。
敵と味方が殺し合う戦場で、戦う意思もなかった沖縄の住民たちが、
一方的に怪獣のように扱われて殺
された姿と、重ね合わせたのかも
しれない。
>>無抵抗の者を攻撃するなという、そういう思いっていうのは、
もう金城の中にはありましたよね。
圧倒的なマジョリティーというのは、武力を持つと必ず、
そのマイノリティーにくるという。

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