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2018/08/15(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都“五条通”はなぜ道幅が広がった?】[字]


2年前、
縁もゆかりもなかった対馬で、

漁業に関連する会社を立ち上げました。
取り組むのは港から消費者のもと
に魚を直接届ける、直販の仕組み
を広めることです。
>>きょう、
魚と貝と送ろうと思うんですが。
>>直販といっても、
取れた魚をそのまま届けるだけで
はありません。
>>最初に血抜きの作業をします。
>>出荷前に魚の血を抜く処理をして、
臭みが出るのを抑えます。
その上で、
もうひと手間。
>>この神経の管に、
つながるように穴を開けて、
このワイヤを刺して線に沿わせて神経を抜くっていう。
>>この神経締めという作業によ


り、
魚の死後硬直を遅らせます。
このひと手間により、
鮮度が保たれるといいます。
>>離島からその消費地まで送るには、2、3日かかるので、
向こうに到着したときに、
おいしく食べ始めれるようにしてあげるっていうことが大事で、
飲食店が使いやすい魚にするって
いうのが一番の目的ですね。
>>丁寧に処理された魚は一匹一
匹袋に入れ、
保冷用の氷が直接魚に触れること
がないよう、
慎重にこん包したあと、
飲食店などの注文に応じて、随時発送していきます。
>>すみません、
お願いします。
>>1匹ごとの魚の価値を高める、
この活動の背景には、
年を追うごとに衰退する日本の漁
業の現状があります。
世界の水産物の漁獲量は、
1980年代後半からおよそ横ばいで推移する一方、
日本の漁獲量は、
ピークだった1986年と比べて、
現在は3割以下にまで落ち込んで
いるのです。
水産資源の量を元どおりにするた
めには、
漁獲する量の制限が必要。

しかし、
単純に減らすだけでは、
漁師の収入が減ることになり、反発は免れませんが。
>>いかに高く売るかっていう値
段を自分たちで上げていこうとい
う努力ができるのであれば、取る
量を制限されても、
そんなに大きな混乱にはならない
んじゃないかなと思ってて、そう
いうところの意識を変えていくと
いうところが、
持続的に漁業をちゃんと現場で成
立させていくには、
必要なことなのかなと
思ってます。>>父の影響で、
幼いころから大の釣り好きの銭本
さん。
長崎大学水産学部に進学後、
東京大学大学院で、
魚などの資源量に関する研究に携
わります。
その中で、
魚の取り過ぎなどによって、
水産資源が減り続ける状況に危機
感を抱き、
現在の漁業の在り方を現場から変
えることを決意。
一度は進んだ研究者の職を辞め、
学生時代の後輩と共に会社を立ち上げたのです。
この日、

早朝から乗り込んだのは、
定置網漁の船。
地元漁師に交じって網を上げます。
船に乗るのは漁の手伝いだけが目
的ではありません。
飲食店向けの直販用に買い付ける
魚を船の上で見定めているのです。
>>でかいですね。
まだまだでかいのがいますよ。
>>この日、
目をつけたのは脂の乗った旬のイサキ。
市場で競りにかけられる前の段階
で、買い付けを済ませてしまいま
す。
>>そしたらこれお願いしていいですか。
市場に出したときの値段が大体キ
ロ800円ぐらいなので、
1200円くらいで買わせてもら
っています。
こういういいイサキが入ったら欲

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