向こうのほうにも、向こうから入
って、向こうの門から入って来て
も、いのししがいますしね。
>>寺なのに神社のようにこま犬
ならぬ、こまいのししがいるのは、
禅居庵が神仏習合の時代に出来た
ため。
こちらでは8体のこまいのししを
見ることができます。
>>いろんな形のいのししがいる
んですが、
すべてこちらが用意されたんじゃ
なくて、
全部寄進されたということですね。
>>そうなんですか。
>>それぞれ違った趣、経歴のあ
るいのししなんですね。
>>中でも若一さんを引き付けた
のが。
>>ウリボーに近い雰囲気がある
ね。
>>そうですね。
>>ウリボーって見たことある?>>生では見たことないです。
>>かわいいんです。
ほんまに家で飼いたくなるぐらいかわいいです。
>>家で飼いたくなるぐらい?
>>なります、絶対に。
>>絶対に?
>>かわいい、かわいい、本当に
かわいい。
ころころころっとしてね。
>>ではいよいよ禅居庵といのし
しとの関係に迫ります。
その秘密は、お堂に。
こちらのお堂は戦火により、一度
焼失しましたが、天文16年、織
田信長の父、
織田信秀によって再建され、京都
府の文化財に指定されています。
こちらに祭られているのが、
古代インドの女神で開運勝利の神、摩利支天。
その姿にいのしし寺たるゆえんが
あるということで、
住職の上松さんにお話を伺いまし
た。
>>摩利支天がいのししとゆかり
が深いわけですね。
>>そうですね。天のつくのは何
か動物を従えております。
けん属といいましてね。
摩利支天はいのししなんです。
それも古代のインドのときからい
のししなんです。
>>いのしし?
>>ご本尊は秘仏のため、ふだん、
公開されていませんが、
礼拝用に秘仏を模して作られた摩利支天がこちら。
>>顔が3つ手が6本。
7頭のいのししの上に座っておられる。
>>顔の1つもいのしし?
>>いのししの顔と憤怒の顔、3
つ顔が。
>>摩利支天って、どんな神様な
んですか。
>>摩利してんというのはかげろうが神様になったんで、見えない
から、捕らえられることも、罰を
受けることもない。
だから自分の身を守ってもらう。
戦国の武将たちは多いにこの摩利してんを信仰したんです。
>>楠木正成や山本かんすけなど、
多くの戦国武将が摩利してんを信仰したといいます。
そんな摩利支天の秘仏がいのしし
年のことし、なんと1月中だけ特
別に公開。
このチャンスに皆さんも秘仏と対
面されてはいかがでしょうか。
そして授与所ではいのししにちな
んだグッズも数多く販売されてい
ます。
こちらのいのしし柄の財布にはお
守りも入っていて、御利益があり
そうですね。
最後にいのししのおみくじでこと
しの運勢を占います。
>>これ、かわいいですね。
小吉。
>>小吉。
>>私もですね。
>>微妙。
>>ほどよいぐらいですよ。
>>恋愛、自我を抑えること。
>>じたばたするなと。
>>やっぱり、金運だな、ことし
は。
皆さんもいのしし年のことし、
御利益満載の護王神社と禅居庵を
訪れてみてはいかがでしょうか。
>>ということなんですが、
西村さんは京都のご出身ですし、
KBS京都放送に通っておられま